【2024年4月更新】育乳ナイトブラのおすすめ人気ランキングTOP12!

ナイトブラの締め付けが乳がんの原因に?ついに科学的結果が出た!

ナイトブラやブラジャーの締め付けが、乳がんの発症率を本当に高めるの…?と思ったことはあるのではないでしょうか。

答えからお伝えると、ナイトブラやブラジャーは乳がんの発症率を上げる可能性はない…!という研究結果がでています。

こちらではナイトブラと乳がんの関連性・なぜナイトブラと乳がんの発症率と関係がないと言い切れるのか・正しいナイトブラの選び方」を解説します!

インナーウェア-コンサルタント岩田さん
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うやむやな答えではなくしっかりとした癌センターの研究結果(エビデンス)を踏まえて解説します。ナイトブラやブラジャーによる乳がんのリスクを心配される場合はぜひチェックしてみて下さい!

ナイトブラで乳がんになるというのは都市伝説…!世間を騒がせた原因はある本にありました!

ナイトブラやブラジャーは乳がんの発症率を上げる可能性はないと冒頭で伝えしました。

しかしなぜ「ブラジャー=乳がんになる」という話が広がったのでしょうか?それは下記で紹介する一冊の本が根元と言われているんです…!

ナイトブラで乳がんになる…!と世間を騒がせた「ドレス・トゥ・キル:乳がんとブラとの関連」という著書とは?

ドレス・トゥ・キル:乳がんとブラとの関連性
原題(Dressed to Kill: The Link Between Breast Cancer & Bras/)
著者シドニー・ロス・シンガー(Sydney Ross Singer)
発売日2017/11/1
著書の信頼性
信憑性について
著者の個人的な理想なため
言語英語
販売ページ:Amazon.co.jp詳細はこちら

Dressed to Kill(ドレス・トゥ・キル)は、シドニー・シンガー&ソーマ・グリスメイジャー夫妻より、アメリカで出版された「乳がんとブラとの関連性」についての書籍です。

この著著は「ブラジャーを着用すると乳がんになる可能性があがる」と執筆されており、アメリカのヘルスケアやファッション界、日本の「ホンマでっか!?TV」の番組内で、ドレス・トゥ・キルの研究内容の一部が紹介された過去があります。

本の中身には、妻ソーマ・グリスメイジャーの妊娠中に乳がんが見つかったことにより、夫婦での医療チームを結成し乳がんとブラとの関連性を研究したと書かれています。

しかしながら彼らは一般人であり、権威ある医者やがん研究者ではありません。そのためブラジャー着用が乳がんになるという関連性の根拠はないと言われています。シンガー氏の研究結果を一部をお伝えします。

1日12時間ブラをつけていると乳がんの確率は25倍、24時間だと125倍にアップする

ブラジャーを着用している時間乳がんの発症率
24時間着けている1/4
12時間以上1/7
12時間未満1/152
ほとんど着けない1/168

※乳がんを持った女性2,056人、乳がんではない女性2,674人(合計4,730人)を対象としたアンケート結果です。

こちらの表は、ブラジャーをつけている時間が長いければ長いほど体が締め付けられリンパの流れが悪くなり、免疫力が低下。その結果、乳がんの要因の一つになるとの研究結果です。

しかし上記でもお伝えしましたが、彼らチームは医師やがん研究者でもない、ロス・シンガー氏という個人的な結果による調査結果になります。

つまりブラジャーをつけている時間が長いければ乳がんの発症率がアップするという医学的な根拠はない…!と考えてもよいでしょう!

インナーウェア-コンサルタント岩田さん
インナーウェア-コンサルタント岩田さん
ナイトブラやブラジャーの締め付け具合と、乳がんの発症リスクの関連性について科学的根拠はないということをなんとなくご理解頂けたと思います。次は公的な癌研究センターが公表したブラジャーと乳がんの発症率について説明します!

癌研究センターが研究した結果…ナイトブラやブラジャーは乳がんの発症率を上げる可能性はない…!

タイトル乳がんリスクと関連しないブラジャー装着:集団ベースの症例対照研究
著者米国ワシントン州シアトルのフレッドハッチンソン癌研究センター保健科学部門 Lu Chen氏ら
発行先(米医学誌)Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention
詳細URL電子版はこちら
(電子版を日本語に翻訳)ブラジャーを着用することで乳がんのリスクが上昇する可能性があるという米国の女性の間でのブラジャーの普及や一般のメディアへの懸念にもかかわらず、この問題に対処する信憑性のある科学的研究はほとんどありません。この調査の目的は、閉経後の女性の様々なブラ磨耗習慣と乳癌リスクとの関係を評価することでした。私たちは、2000年から2004年の間に診断された侵襲性乳管癌(IDC)454例と侵襲性小葉癌(ILC)症例459例を比較した、シアトル・プーケット首都圏の乳がん症例対照研究を行った55〜74歳。ブラジャー着用習慣および他の乳癌の危険因子に関する情報は、面接を通じて面接参加者から収集された。多変量ロジスティック回帰を用いて、多変量調整オッズ比(OR)および関連する95%信頼区間(CI)を推定した。ブラジャーの着用には、ブラジャーのサイズ、熟成度、着用している時間/日の平均回数、アンダーワイヤー付きのブラジャーを着用したり、ブラジャーを定期的に着用し始めたりすることは、IDCまたはILCのリスクに関連していました。我々の結果は、閉経後の女性のブラジャー装着と乳癌リスクの増加との関連を支持しなかった。

Lu Chen氏らはこれまでに「ブラジャーをつけると乳がんになる危険性を高める」という”都市伝説”について「ブラジャーの着用は女性にとって極めて一般的で、検証すべき重要な問題」と考え、上記のような科学的な研究を行いました。

米シアトル-ピュージェット湾都市圏に住む55~74歳の女性(閉経後)1,513人(浸潤性乳管がん454人、浸潤性小葉がん590人、乳がんなし469人)に対してブラジャーについて以下の7項目などのアンケートを実施したようです。

  • 着用開始年齢
  • アンダーワイヤの有無
  • カップサイズ
  • アンダーバストサイズ
  • 1日の着用時間
  • 週当たりの着用日数
  • 着用パターンが過去に変化したか

7項目などの情報を分析した結果、着用開始年齢、アンダーワイヤーの生む、カップサイズ、アンダーバストサイズ、着用時間、着用パターンのすべて乳がんになる危険性に関与しないことが証明されました。

インナーウェア-コンサルタント岩田さん
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ブラジャーやナイトブラで乳がんになるという都市伝説はこれで解消ねっ!Lu Chen氏らの研究結果は9月5日発行の米医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」で報告され、こちらから見れますよ!普段ブラをして着用している私たち女性にとっては大きな安心材料ですねっ。

ナイトブラの乳がんについて良くある質問や不安FAQ

【Q1】寝るときに夜用のブラ(ナイトブラ)をつけたままだと乳がんになるリスクが高まると聞いたが本当ですか?

【A】いいえ。癌研究センター保健科学部門LuChen氏らの研究結果によってブラジャー・ナイトブラが乳がんになる危険性に関与しないことが証明されました。

【Q2】乳がん予防はナイトブラよりスポブラのほうがまし?

【A】バストの負担にかけないという点でご提案させていただきます。①減らす自分に合ったサイズ②締め付けが心地よい③横向き寝やあおむけ寝でも流れない。このような昼用ブラジャー、夜用のナイトブラの着用をおすすめします。

【Q3】乳がんの術後、入院中につけるブラはノンワイヤーのナイトブラがおすすめですか?

【A】ノンワイヤーのナイトブラと言っても、アンダーにゴムが入っている構造だと、バストを締め付けることになり悪影響です。病院側からは前開きの胸帯を用意するようにと指示があります。マタニティ用前開きブラジャーを用意するとよいでしょう。

【Q4】乳がんの手術前・手術直後・手術後につけるブラはどんなブラがおすすめですか?

【A】着脱が楽なナイトブラ、きつければノーブラをTPOに合わせて選ぶと良いでしょう。以下乳がんになった方の手術前・手術直後・手術後のブラ着用の一例です。参考にしてください。

手術前手術直後手術後
在宅時日中ノーブラ/ナイトブラマタニティ用前開きブラジャー
自宅&就寝時ノーブラ/ナイトブラエキスパンダー1回目注入まで:マタニティ用前開きブラジャーエキスパンダー1回目注入後:ノーブラ
外出時通常のワイヤー入りブラジャー/ナイトブラマタニティ用前開きブラジャー通常のワイヤー入りブラジャー/ナイトブラ

ブラジャーの着用で乳がんの心配はしないくてOK!ナイトブラでバストケアをしましょう!


ここでは、ナイトブラの締め付けが乳がんの発症率を高めるという説は、医学的に証明されていないということを解説しました。

そもそもナイトブラの役割は「バストの下垂・型崩れを防止するサポート」や「育乳や美乳を促進する」といったバストの悩みを解決するアイテムです。

まずは、正しいナイトブラの選び方を知ってき、ご自身にあったナイトブラでバストケアをすると良いのではないでしょうか。

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